初秋の北海道~富良野のオーベルジュ エルバステラ
2015年 09月 24日
富良野にあるオーベルジュ、erba stella(エルバステラ)へ~
オーベルジュって聞きなれない言葉だけど、泊まれるレストランのことです。
夕食から朝食まで、宿泊してお料理を楽しむというフランスから始まった文化ですが、
北海道には、素敵なオーベルジュがあちこちにあるんですよ。
ここ「エルバステラ」で頂くのは、北海道の美味しい野菜をたっぷり使ったイタリアン。
建物のまわりには、ラベンダー畑や菜園が広がってます。
7月から8月は、ラベンダーの美しい風景も見られますね。
イタリア語で「星の草」という名前のエルバステラ。
シェフと奥様、お二人共に野菜ソムリエというご夫婦がされてる小さなお宿なので、
客室は3つ。
だから、ここの空きと北海道へ行ける日がなかなか合わず・・・
空いてる日に遅めの夏休みを合わせました。
美瑛をうろうろしてきたので、チェックインしたのが6時近く。
お茶を頂いた後、30分ほどで晩ご飯でした。
旭川で作られた家具が置かれた、居心地のよいダイニング。
家具や雑貨だけじゃなく、富良野ガラスのワイングラスなど、
北海道産にあふれて、北海道好きにはたまらない(笑)
富良野やまもと農園さんのトマトのテリーヌと、しょうがのバーニャカウダ
ワインは全て北海道産!!
山崎ワイナリーなどお気に入りもあったけど、飲んだことがない千歳ワイナリーのものを。
余市産のぶどうケルナーを使った北ワインケルナー2014、
これ、札幌大通公園で開催中の「オータムフェスト」でも飲めるそう~
飲みやすくて美味しい辛口の白ワインです。
富良野産ひふみコーンのムースとホワイトショコラ(コーン)の冷製スープ
これが絶品でね、夫と「わぁ~」と感動・・・
パスタ料理のひとつ、
滝川産合鴨とキノコのラグーをつめたカッペレッティ、コンソメスープ仕立て~
これの凄さは、美味しいだけじゃなく、手打ちパスタがホントの「打ちたて」だったこと。
パンは、はるゆたかを使ったバゲットとクルミのフォカッチャ。
北海道産の小麦はるゆたかの美味しさは、よく知られてるけど、
ここで使われてるのは、上富良野興農社のはるゆたか。
しばらく、パンの美味しさに夢中になりました~
夫は「凄い凄い」とか言いながら、一気に3つ(笑)
イトランズというトマトの香りがするオリーブオイルをつけて食べました。
ふたつめの手打ちパスタです。
タリオリーニ、毛ガニのトマトソース。
そえられたズッキーニ(緑とUFOという種類)は、ここで作られたもの。
パンと同じようにハルユタカを使ったパスタは、もちもち・・・
しまソイのポワレの下には、水タコと三つ葉のリゾット~
北海道では鯛やヒラメのような扱いで登場する「しまソイ」
ふっくら上品な白身で、リゾットと一緒に食べるとこんなに美味しいとは・・・
富良野和牛のタリアータ、アスパラなどグリル野菜色々・・・
このあたりで、2時間ほどたってたかな~
奥様のおもてなしも気持ちよくて、
まるで私達だけのために料理を作ってもらってるような気分になりました。
最後に、シェフが持ってきてくれたデザート。
自家製きなこを使った大豆のティラミス、プルーンのパンナコッタ
ハスカップとホワイトチョコのジェラート
デザートを頂きながら、この日の料理のことを沢山教えてもらいました
以前から、ここの野菜が美味しいことは聞いてましたが、
富良野の生産者さんのもの、自家菜園のものなど、
北海道各地で育った野菜が本当に美味しかった。
いちいち「わぁ、これは!!」と声がでるので(笑)、
そのたびに、奥様が野菜のことや産地の魅力を語ってくださるんですよ。
野菜だけじゃないの。
シェフと奥様が北海道をまわりながら出会った美味しいもの、
チーズなどの乳製品、お肉、魚・・・
今までも北海道の美味しいものに出会ってきましたが、
まだまだ私が知らないものがいっぱい!!
普段は、美味しいものを頂いても「美味しいね~」で終わるのですが、
北海道では「これが採れたところってどこだろう?? 見てみたい」と思うのね。
教えてもらうと、その美味しい素材だけじゃなく、場所そのものが魅力的で、
「じゃあ、次はそこにも寄ってみようか~」と・・・
この夕食の間にも、次の北海道旅で行きたい場所ができました。
コーヒーやハーブティーを飲む頃には、
ワインのせいかふわぁーっと眠くなってきて・・・
そのまま、すぐそばのお部屋に戻ってごろんとなれるのがオーベルジュの良いところ!!
次は、エルバステラの客室と、美味しかった朝ごはんを~
オーベルジュ erba stella(エルバステラ)
北海道空知郡中富良野町鹿討農場
0167-44-3671
(予約や問い合わせの電話は10時半~15時に)
yoyaku@erbastella.com
https://ja-jp.facebook.com/erbastella
宿泊は、中学生以上になってます。
食材やワインだけじゃなく、建物に使われてる材料、
家具、アメニティの石鹸から何から、全て北海道産!!
それも、函館から十勝、網走、稚内、礼文・・・
ご夫婦であちこちを巡って、
美味しいものや魅力的なものを見つけてこられたそうです。
そして、富良野に移住されたそうで、
北海道への愛情があふれてました。
「北海道産にこだわって」と言われるたびに、
うんうんと納得、嬉しくなりましたね~
道外からの宿泊者が多いようですが、
皆さん、ここを目的として北海道を旅されてるんですね。
北海道の魅力たっぷりでした。
美味しそうなオーベルジュ。しかも野菜・・・ヘルシー!!
北海道は野菜のお味が濃くて今の時期は最高でしょうね。
お引越しして来た時 グリーンアスパラがグリーンじゃなく、
フレッシュグリーンだった事とあの甘さがない事に驚きました。
農家さんに「北海道は一番おいしい旬の時期しか採らず、
他は収穫しない、九州は出てくるものをずーっと収穫するという
違いと寒暖差のせいでしょうね。」と伺いました。
アスパラ・トウモロコシは時間がたつと甘味がどんどん抜けるので
九州で食べても不味いので、「北海道産」って全然大した事ないよね。って思われそうなのが残念です。
現地で食べて頂くと一番なんですが・・・・
北海道通のcorotomoさんのおっしゃる通り
北海道展に行っても本当の北海道は殆どないんです。
ロコの行く店、買う店は別にあります。
これはきっと北海道だけじゃなく、〇〇展は皆そうかも。。。
北海道に行かれる方は、
corotomoさんのような北海道通のブログを読んで、
美しい景色・良いお店・美味しい食に出会い、
北海道好きになって帰って頂きたいと思います。
素敵なオーベルジュ紹介ありがとうございます。
続きを楽しみにしています!!
シェフも奥様も、野菜ソムリエとして知識が豊富なだけじゃなく、
北海道そのものがお好きなんですね。
北海道ならではの野菜や食材の美味しさにひかれて、
移住までしてここをオープンされたのが、よくわかりました。
私も、こちらで見る「北海道産」と北海道で食べる味の違い、
実感しました。
初めて十勝で食べたアスパラの美味しさとか・・・
そこに行かないと味わえないものが多いんですよね。
道産子の方から見たら、私はまだ表面的なものしか知らないと思うけど、
美味しいものに出会って、その生産者がいるところへ行くたび、
北海道の食の素晴らしさに感動しますねー。
エルバステラでも、興部町のノースプレインファームなど、
いくつか行ってみたい場所ができました。
ブログを読んでもらい、北海道へ行かれて、
北海道好きになった方が何人かいらっしゃるんですよ。
福岡空港から、帰ってくるまで、旅のお手伝いをしてますが、
北海道っていいねーって言われると、凄く嬉しい!!
私が通ってるお花レッスンの先生は、一昨日から行かれてるし、
6月に行ったお友達は「こんなにいいところだったの??」と、
なんと明後日からまたご夫婦で行かれますよ。
北海道好きの福岡県民が増殖中です~(笑)
corotomoさんは普通の道産子より色々ご存じですし、
いろんな所へお出掛けしてらっしゃいます。
住んでいても、結構知らない方多いです。
ましてや生産者さんの所へなど、なかなか・・・・
corotomoさんの様に好きになって10年over
何度も行って自分で体験してって方は、
他にそういらっしゃらないと思います。
観光ガイドで仕入れた事じゃなく、
実体験を持っていてお勧め出来るって凄いですよ~~。
「北海道ヲタク(笑)corotomoさん厳選の旅」
そんな素敵な情報沢山頂いて行くと好きになりますよ~~。
外れがないもの・・・
きっとお花の先生も良い旅をされるんでしょうね。
私もブログで知らない北海道を勉強させて頂いています。
今は折角九州に住んでいるので、ただいま九州を勉強中。
地産地消でお野菜も地元産をなるべく買うようにしています。
でもジャガイモは「村上農園」(なんと30数種類のお芋を
作ってます!)から時々取寄せしちゃいます。
どの辺が地産地消?と聞かれると困っちゃうんですが・・・
これからも北海道情報と伴に福岡情報も楽しみにしています。
続きが本当に楽しみ!!!
私が初めて北海道へ行ったとき、
ガイドブック以外情報がなかったんです。
でも、ガイドブックって不思議よ、
おすすめスポットや飲食店がずらっと書かれてるんだけど、
実際に行くと2時間くらい離れてる場所が並んでるのね。
しかし、北海道の土地勘がなくて実際に移動したことがないと、
住所だけ見てもピンとこないでしょ。
それで、随分遠回りしたり失敗したり・・・
最初の頃は、その繰り返しでした。
それで、2度目からガイドブックの情報はいらない~と、
地元の方のブログを見たり、行ったときに出会った人から聞いたり、
少しずつ巡っていきました。
大泉洋ファンなので、映画「しあわせのパン」から、
それに使われてる家具を作った「北の住まい設計社」や、月浦ワイン、パン等、
気になったものを繋げていったりね。
よく、国内旅行でもなく海外旅行でもなく、
北海道旅行ってジャンルがあるのよ~と冗談で話してますが、
最近「わかる~」と言われることが増えたんですよ。
北海道では当たり前の、薪ストーブに火が入ってる暖かい風景も、
九州から行くとじわっと感動しますね。
ガイドブックにのってる観光地より、
そんな感動のほうが印象的だったりします。
今、網走近くに気になるカフェがあるんですが、
その辺りの酪農場と一緒にまわれないかと考え中・・・
毎回、そんな感じで旅の日程を決めてます。
そして、最後は必ず札幌でパン買ってね(笑)