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情報障害ということ

このブログでは、主に日々のお楽しみを書いてますが、
今日は、私がいちばん長く深く関ってきたことを・・・

5年前のこの日、私がまっさきに考えて、どきどきしたのは、
身体に不自由な部分を持った人達のこと。
特に、20年以上前から関ってきた視覚障害を持つ人達のことでした。

他の土地と比べて被害が多くなかった福岡の地震のときでも、
視覚障害を持った人達には恐ろしい出来事だったので、
5年前の時は、すぐにいろんなことを思って震えました。

「情報障害」とも言われる視覚障害、
普段の日常生活でもいろんな情報が入りにくく、不自由が多いのに、
情報が全てのあのような場面では、あらゆるものから取り残されますね。
それは、その人達のことを知りたい者にとっても、
本当に情報が少なかった。

あの時、テレビでも何でも、被災地のことを伝える情報は多かったけど、
障害者について取り上げたものは、凄く少なかったような・・・
どれほどの特集番組でも、障害を持つ人達のことは殆どなくて、
あってもほんの少し。


意外と知られてない、理解されてないのが、
「見た目にわからない障害」を持つ人のこと。
見た目が元気そうで何ともなさそうなので、
何もできなくて怒られたりね・・・
まわりの人達から色々誤解されることが多かったそう。

見えないことと、見えにくいことも全然違う。
見えにくい人は、見えないことと同じくらい大変なのに、
見えてる人と同じことを要求されてます。

弱い部分を持った人こそ大事にされないといけない場で、
トイレのことから食事のことから、
辛い思いばかりされてました。
そのような部分に触れたテレビ番組もあったけど、
全然少ない。

じわじわ交流しながら、いろんな話を聞いてきましたが、
辛くなるようなことが多かったです。

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あの時も、あれからの期間も、今も、
弱いものが取り残されがちなのは変わってないですね。

よく、障害を持つ人が快適な世の中だったらいいのに、
と言われるけど、
快適というより普通でいい。
障害があることが辛いんじゃなくて、
それをいちいち意識しないといけないことが辛いのだと思う。


最近、博多駅がリニューアル5周年とかいってお祝いモード。
そのCMが流れるたびに違和感がある人、多いようだけど、
私もそう・・・
5周年ってことは、あれから5年なので、
そっと、普通でいいのにね。
by corotomo | 2016-03-11 09:51 | 日々のこと

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