北海道ガーデン街道を巡る旅10、真鍋庭園
2014年 06月 25日
帯広の六花亭本店でおやつを食べた後は、4つ目のガーデン「真鍋庭園」へ~
六花亭本店と同じ帯広市内にあるので、車で15分ほど・・・
「六花の森」や「十勝ヒルズ」など、殆んどのガーデンは郊外にありますが、
ここは、帯広の街なかにあるんですよ。
24,000坪の敷地に、60年以上かけて世界中から集められた数千品種の植物がある、
日本初のコニファー(針葉樹)ガーデン。
他のガーデンも長い年月をかけてつくられてますが、ここは特にそう~
100年以上前、明治29年にこの地を開拓したのが始まりなので、歴史がありますね。
昭和41年に完成してからも、常に新しい植物が導入されたりと変化し続けてる庭園です。
庭園というより、森に入るみたい~
街のなかにあると思えないほど、ひっそり・・・
コニファー(針葉樹)以外にも、様々な色がある落葉樹、開拓以前からある古木など、
樹木は1,200種類以上~
日本庭園や西洋風庭園、風景式庭園など、3つのガーデンで構成されていて、
赤い屋根の洋館の辺りは、ヨーロッパ式庭園~
クリスマスツリーのような円すい形の木も、
ブルーグレイやゴールドっぽいものまで様々・・・
広葉樹も、色のバリエーションが美しい~
近寄って見ると、ひとつの木にも黄色や赤など何色もの葉・・・
日本庭園には、鯉が泳ぐ池もあります。
池の水は、地下350mより出てくる地下水が源で、真冬でも氷が凍らないそうです~
モネの池のように睡蓮がびっしりで、どの方向から見ても美しい風景でした。
森のような庭園を歩いてると・・・1本だけ桜の木!!
福岡では、随分前に終わった桜・・・
満開でした~
見上げるような木に囲まれて、歩いてるだけで凄くリラックスしました~
以前、「北海道モミ」のアロマのことをブログにのせましたが、あの「森の香り」ですね。
樹木が自ら作って発する「森の香り」は、
精神をリラックスさせたり、リフレッシュさせるだけじゃなく、抗菌や防虫、消臭も・・・
昔々、ウイルス菌などにより幼児や体の弱ったお年寄りが命を失うことが多かった時期、
抗菌効果のある モミの木を家の中に入れて家族を守った。
というのが「クリスマスツリーの起源」と聞いたことありますが、
こんなふうに森の香りをたっぷり嗅ぐと、やっぱりそうかも~と思う・・・
最初、「樹木が中心のガーデンってどうなの??」と、あまり興味がなかったのです。
それが、園内をゆっくり歩くうちに、様々な樹木だけで造られた美しさに驚きました。
お花たっぷりのガーデンとも違う、不思議な魅力があるのです。
何とも気持ちが良い場所でした。
このあとは、この日のお宿「星野リゾート トマム」へ向かいます~
真鍋庭園
帯広市稲田町東2線6番地
4月26日〜11月30日
8:00〜日暮れ
http://www.manabegarden.jp/index.htm