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京都 村上開新堂の好事福盧(こうずぶくろ)

今までも、京都の「村上開新堂」について書いてますが、
今回も寺町のお店へ行ってきました。

買ってきたのは、「好事福盧(こうずぶくろ)」
池波正太郎の「むかしの味」で知って以来、
ずーっと気になってたみかんゼリーです。
京都 村上開新堂の好事福盧(こうずぶくろ)_a0236996_17153741.jpg


村上開新堂というと、
「紹介がないと買えないでしょ??」と言われる、
敷居が高いお店のイメージ。
それが、京都のほうは紹介がなくても買えるんですね。
しかし、ふらっと行ってスムーズに買えるものが少なくて、
予約しないと買えないものが多いかも…

一保堂本店など、古い店が並ぶ寺町通りにあります。
外から見ると暗くて「閉まってるのかな」と思うでしょう。
これでも開いてるんですよ。
京都 村上開新堂の好事福盧(こうずぶくろ)_a0236996_17153818.jpg


そっと入ると、辺りがよく見えないほど薄暗くて、
あちこちにクッキーの缶や包まれた箱が沢山‼︎
全て予約のお菓子。
予約して受け取りに来る方が多いんでしょうね。

私の目的は、「好事福盧(こうずぶくろ)」
11月〜3月まで作られてるみかんゼリーです。
「3月中旬だとあるかどうか⁇」ということだったけど、
1つだけありました!!
パラフィン紙に包まれて、ずっしり。
京都 村上開新堂の好事福盧(こうずぶくろ)_a0236996_17153847.jpg


随分前に読んだ池波正太郎の食のエッセイ「むかしの味」に、
村上開新堂が登場するんですが、
そのなかで印象的だったのが、
この好事福盧(こうずぶくろ)について…

ホテルの窓の外で冷やして食べたというみかんゼリー。
「みかんゼリー」だけじゃ全く気にならないのに、
池波正太郎の言葉と好事福盧という名前が印象的で、
いつか食べてみたいと思うように…
京都 村上開新堂の好事福盧(こうずぶくろ)_a0236996_17153826.jpg


紀州のみかんをくりぬいた中に、みかんゼリー。
プルプルというより、想像以上にしっかりして、ねっとり…
これは美味しい〜
京都 村上開新堂の好事福盧(こうずぶくろ)_a0236996_17153846.jpg



みかんがそのままゼリーになったような味と食感。
みずみずしいのにモチモチしてる…

みかんゼリーといえば、
六花亭のみかんプリンにのってるゼリーが美味しくて、
私は隠れた名品と呼んでるんですが(笑)、
それとも違う。
ゼリーというより、冷たいお菓子と言いたいな。

今回買えたのは、ゼリーと焼き菓子少し。
ロシアケーキとガレットブルトンヌ、
ダックワーズも美味しかったです。
京都 村上開新堂の好事福盧(こうずぶくろ)_a0236996_17501100.jpg




そして「村上開新堂」といえば、このクッキーの詰め合わせ。
一昨年、お友達が予約して取り寄せてくれました。
何でもない時に「取り寄せてみたの~」とプレゼントしてもらい、
感激した思い出が〜〜
京都 村上開新堂の好事福盧(こうずぶくろ)_a0236996_1444865.jpg


明治40年(1907年)に、現在の場所で創業された村上開新堂。
京都で最も古い洋菓子屋さんです。
じゃあ「東京の村上開新堂」との関係は??
京都のお店のHPによると、
東京のお店の創業者の甥が、京都村上開新堂の創業者なんですが、
それだけじゃなく、深い話が色々ありそうですね〜

京都 村上開新堂の好事福盧(こうずぶくろ)_a0236996_12524277.jpg


クラシックなお店と同じようにレトロな包装紙。
これを開くと、熨斗紙が巻かれ水引がかけられてます。
丁寧に作られてる様子が浮かびますね。
京都 村上開新堂の好事福盧(こうずぶくろ)_a0236996_12112555.jpg


今は、どこにでも美味しいお菓子があり、
普通に食べられる時代だけど、
このお店が生まれた時代はそうじゃなかったでしょう。
その頃からの長い歴史があり、
それにまつわる沢山の人の物語があるお菓子は、いろんなことを妄想してトキメキますね。



by corotomo | 2017-03-24 16:52 | 京都 | Comments(0)

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